【型紙なし】小学校のレッスンバッグを直線縫いだけでつくろう

  • 2026年4月24日
  • 2026年5月25日

小学校の入学準備で欠かせないレッスンバッグ。ミシンに慣れていないと、きれいに縫えるか不安ですよね。実は、型紙なしの直線縫いだけで、既製品のような作品を作れる方法があるんです。

また、裏布をつけることで端処理の手間を減らし、初心者でも失敗のリスクを抑えられます。


この記事では、キャンバス生地を使ったシンプルで簡単な作り方を解説します。キャンバス生地を例に紹介しますが、帆布(はんぷ)などの厚手で丈夫な生地でも、同様の手順で作れます。

材料選びの手間が省けるキット情報も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

型紙なし・直線縫いだけで作れる理由

型紙なしでも、直線縫いだけでレッスンバッグを作れます。出来上がりサイズに縫い代を足したサイズで直接布へ線を引いて裁断するため、型紙を準備する必要がありません。

あとは直線で縫い合わせていくだけなので、カーブを縫うような難しい工程もなく、作業の流れもシンプルです。ミシンに慣れていない方でも取り組みやすく、短時間できれいに仕上がります。

 

なぜ裏布ありだと簡単できれいに仕上がるのか

裏布をつけることで、生地の端が内側に隠れ、見た目がきれいに仕上がります。端の処理が表に出ないため、初心者の方でも整った仕上がりになりやすいのが特徴です。

 

また、裏布があることで生地に適度な厚みが生まれ、バッグ全体の形が安定します。型崩れしにくく、しっかりしたレッスンバッグに仕上がるのも裏布ありのメリットです。

初心者にキャンバス生地や帆布生地などが最適な理由

キャンバス生地や帆布生地は、張りがあってヨレにくいため、ミシンで真っ直ぐ縫いやすいのが特徴です。一枚でも適度な厚みがあり、接着芯を貼らなくても形がしっかり安定します。芯を貼る手間が省けて工程がシンプルになるので、無理なくレッスンバッグ作りに取り組めますよ。

 

さらに、APUHOUSE FABRICのキャンバス・帆布生地は、ウォッシュ加工によって少し柔らかめに仕上げている点も魅力です。

 

本記事では、これらを総称して「キャンバス生地」と表記します。より厚手がお好みの場合は「帆布」、薄手を選びたい場合は「ライトキャンバス」や「オックス」など、用途に合わせて生地を選んでみてください。

道具と下処理

レッスンバッグ作りを始める前に、必要な材料と基本の道具を確認し、裁断前の下処理(準備)を整えましょう。道具を揃え、生地に正しく線を引いておくことで、ズレもなく仕上がりもきれいになります。

 

また製作前に、生地を水に浸して半乾きにする「水通し」を行いましょう。生地は洗濯で収縮する性質があるため、あらかじめ収縮を完了させ、アイロンで布目を整えておくことで、完成後のサイズ変化を防ぎます。

※APUHOUSE FABRICの「コットンキャンバス 柔軟加工(品番:co-1030)」や「11号帆布 vhw加工(品番:nf-868)」のように、洗い加工済みの素材は水通しをせずにそのまま使えます。

 

その後、チャコペンと定規を用いて「直断ち」を行います。ここでは型紙を使わず、まっすぐに線を引くコツをご紹介します。

 

必要な材料(キャンバス生地・ミシン糸)

レッスンバッグ作りに必要な材料は、表布・裏布・ミシン糸の3点です。今回の作例では、表布と裏布の両方にキャンバス生地を使用しています。キャンバス生地は張りがあり丈夫で、レッスンバッグのように毎日使うバッグに適した素材です。

 

ミシン糸は、生地の色に近いものを選択し、縫い糸の太さは「60番」が縫いやすくおすすめです。60番を使うと、縫い目が目立ちにくく、仕上がりがより自然になります。

また、より厚みのある部分をしっかり縫いたい場合は「30番」を使う方法もあります。

 

基本の道具(ミシン・アイロン・裁ちばさみ・チャコペン・定規・まち針)

レッスンバッグ作りには、ミシン・アイロン・裁ちばさみ・チャコペン・定規・まち針を使用します。

 

裁ちばさみは生地を正確に裁断するために使う道具です。生地専用のものを用意しましょう。チャコペンと定規は裁断線や縫い位置の目印をつけるために使用し、まち針(またはクリップ)は生地のズレを防ぐ役割があります。

 

また、アイロンは縫い代や形を整えるために欠かせません。各工程でしっかりとかけることで、仕上がりがよりきれいになります。ミシンは家庭用で十分ですが、キャンバスのような厚手の生地を縫う際は、14番のミシン針を基本に使います。さらに、生地が重なって厚くなる部分でミシン針が折れるのを防ぐには、より太い16番の針に取り替えると安心です。

 

あわせて、本番の生地を縫う前に、余り布を使って試し縫いを行うのがおすすめです。

 

糸の太さや針の番手が生地に合っているかを確認し、縫い目の様子を見ながら必要に応じてミシンの糸調子(上糸と下糸が引っ張り合う強さのバランス)を調整しましょう。

このひと手間で、縫い目の飛びや引きつれを防ぎ、より完成度の高い仕上がりになります。

 

型紙は不要!布に直接線を引く直断ちのやり方

型紙を使わない「直断ち」では、生地に直接サイズを測って線を引きます。長い定規がない場合は、端から必要な長さの位置に数か所点を打ち、定規で点同士をつなぐようにすると、まっすぐに線が引けます。

 

この方法なら短い定規でも正確に線を引けるため、チャコペンと定規があれば裁断に取り組めます。

レッスンバッグの基本手順(直線縫いのみ)

レッスンバッグは、基本的に直線縫いだけで作れます。複雑な工程はなく、順番に進めていくだけで形になります。

 

ここでは、裁断から持ち手の取り付け、本体の縫製、仕上げまでの基本手順を紹介します。

 

また、各工程で縫い代にしっかりとアイロンをかけ、形を整えながら進めることが大切です。ひと手間加えることで、仕上がりがよりきれいになりますよ。

ステップ1:生地を裁断する

白い背景の上に、布または紙の見本が4枚並んでいる。左に細い淡いクリーム色の短冊が2枚、中央に大きな淡いクリーム色の長方形、右に大きな淡いピンクベージュ色の長方形が配置されている。

今回は、表布にベージュ、裏布はライトピンクのキャンバス生地を使用していきます。

 

表布と裏布を、それぞれ縦62cm×横42cmで1枚ずつ裁断します(縫い代1cm込み)。

持ち手用の布(縦37cm×横12cm)を2枚用意します。本体への縫い付け側に1.5cmの縫い代を含んだ寸法です。

 

柄に上下がある場合は、柄の向きを確認して裁断します。また、柄に向きがある場合は、表布を2枚に分けて裁断します。バッグの前後で柄が揃うよう、底の位置で縫い合わせましょう。

ステップ2:持ち手を作り、表布に縫い付け

白い背景の上に、淡い生成り色の布テープが横向きに置かれている。中央に長く配置され、折り目が1本入った状態で、下辺には糸のほつれが少し見える。

裁断した持ち手用の布(縦37cm×横12cm)を加工します。薄手の生地を使う場合は、あらかじめ接着芯を貼っておくと強度が増し、安定した仕上がりになります。

 

布を縦半分に折ってアイロンをかけ、中心に折り目を付けます。

白い背景の上に、淡い生成り色の細長い布テープが横向きに置かれている。中央に折り目のラインが入り、全体が細く均一に折りたたまれた状態になっている。

次に左右の端を中心の折り目に向かって折り込みます。

白い背景の上に、淡い生成り色の細い布テープが横一直線に置かれている。幅は均一で、きれいに折りたたまれた持ち手用の細長いパーツになっている。

最後にもう一度、縦半分に折って形を整えましょう。各工程でアイロンをかけて折り目をしっかり付けると、仕上がりが整います。

白い背景の上で、生成り色の細長い布テープの端が折りたたまれた状態で写っている。左側には断面が見え、内側に折り込まれた布の重なりが確認できる
白い背景の上に、生成り色の細長い布テープが2本、横向きに平行に並べられている。どちらも両端に細いステッチが入り、持ち手用のパーツとして仕上がった状態になっている。

白い背景の上に、生成り色の布製持ち手パーツが2本、横向きに平行に並んでいる。両端には細いステッチが入っており、布地の質感や縫い目がわかる接写になっている。

折りたたんだ持ち手の両端にミシンでステッチを入れ、強度を持たせます。

生地の端から約1〜2mmの位置を、端に沿ってまっすぐ縫いましょう。

持ち手の両側にステッチを入れることで、丈夫で形のきれいな持ち手に仕上がります。

白い背景の上に、生成り色の布本体が横長に置かれている。上辺に同じ生成り色の持ち手が1本取り付け位置に合わせて置かれ、左右2か所を透明クリップで仮留めしている。

次に、表布の表側を上に向けた状態で、袋口部分に持ち手を仮止めします。今回の裁断した生地の横42cmの辺が袋口になります。

袋口の中心から左右それぞれ6cmの位置に配置しましょう。

あらかじめ中心と左右6cmの位置に印を付けておくと、正確に合わせやすくなります。

 

持ち手の端が袋口の端から約0.5cmはみ出すように置き、まち針で固定します。このとき、持ち手がねじれないよう注意してください。

生成り色の布本体の上辺に、同じ生成り色の持ち手が左右2か所で縫い付けられている。持ち手の付け根には横向きのステッチが入り、中央にゆるく弧を描いて垂れている。

位置が決まったら、袋口端から約0.5cmの位置をミシンで縫い、持ち手を固定します。ここでしっかり縫い付けておくと、後の工程でもずれにくくなりますよ。

 

片側の持ち手が固定できたら、反対側の袋口にも同じ手順でもう一つの持ち手を縫い付けます。

白い背景の上に、生成り色の長方形の布本体が横向きに置かれている。左右それぞれの端に同じ生成り色の持ち手が2本ずつ取り付けられ、持ち手は内側に向かって弧を描いている。

もう一つの持ち手も同様に縫いましょう。

 

この写真のように、表布の両端(バッグの前後になる部分)に、持ち手が向き合う形で固定されていれば問題ありません。この時、持ち手がねじれていないか、左右の位置が揃っているかを最後にもう一度確認しておきましょう。

ステップ3:袋口を縫う

白い背景の上で、くすんだピンクベージュ色の布が生成り色の布の上に重ねられている。下側の生成り色の布には持ち手の縫い付け部分が見えており、袋本体の表布と裏布を重ね合わせた途中の状態になっている。

表布と裏布を中表(表同士が内側になる状態)に重ねます。袋口の端を揃え、持ち手が内側に収まっていることを確認しましょう。反対側の袋口の端も同様に重ねてください。

白い背景の上に、くすんだピンクベージュ色の長方形の布が置かれている。左右の端が複数の待ち針で留められており、表布と裏布を重ねて固定した状態になっている。

次に、袋口の端をまち針で固定します。固定しておくと縫っている途中のズレを防げます。

生成り色の布とくすんだピンクベージュ色の布を重ねた状態で、端の縫い代部分が縦方向に縫われている。右側の端には持ち手の差し込み部分が上下2か所見えており、袋口の縫製途中であることがわかる。

固定できたら、袋口を縫い代1cmでまっすぐ縫います。持ち手の部分は厚みがあるため、ゆっくり縫い進めると安定します。

生成り色の布とくすんだピンクベージュ色の布の縫い合わせ部分が接写されている。中央の縫い代は左右に割ってアイロンで整えられており、上部には持ち手の縫い付け部分も一部見えている。

縫い終わったら、縫い代を左右に開いてアイロンをかけます。縫い代を割って整えると袋口が平らになり、次の工程がスムーズになります。

ステップ4:両サイドを縫う

くすんだピンクベージュ色の布と生成り色の布が重なった状態で写っている。袋口付近の端がめくられ、表布と裏布の縫い合わせ部分や内側の重なりが見える接写になっている。

先ほど縫った袋口の縫い目が中央にくるように位置を整えます。

くすんだピンクベージュ色の布と生成り色の布が並んで重なっている。右側の縫い合わせ部分が見えており、表布と裏布を合わせた袋本体の途中工程がわかる。

その後、表布・裏布共に、バッグの「底」になる部分で二つ折りにし、それぞれの生地を中表(表同士が内側になる状態)に重ねましょう。

このとき、持ち手は表布同士の間に挟み込まれ、内側に隠れた状態になります。

くすんだピンクベージュ色の布と生成り色の布の端が重なった部分を接写した画像。袋口の切り替え部分と持ち手の縫い付け端が重なる位置を、ピンク色の待ち針で固定して合わせている。

次に、表布と裏布、それぞれの袋口にある縫い目(つなぎ目)をきちんと合わせます。この部分がずれていると仕上がりが歪むため、縫い代同士を揃えてまち針で固定しましょう。

 

また、一方向柄の生地を使用している場合は、両サイドを縫う前に柄の向きを必ず確認します。底部分で接ぎを入れている場合、ここで向きが揃っていないと完成後に柄が逆さになることがあります。

くすんだピンクベージュ色の布と生成り色の布が左右に並んで置かれ、中央のつなぎ目と上下の端が複数の待ち針で留められている。両サイドを縫う前の袋本体を広げた状態で、持ち手の差し込み部分も中央付近に見えている。

上下の辺(バッグの側面になる部分)をまち針で固定します。

くすんだピンクベージュ色の布と生成り色の布が左右につながった状態で平らに広げられている。周囲の端は縫製されており、中央付近には持ち手の差し込み部分が見え、返し口を残して縫い合わせた袋本体の途中工程になっている。

縫い代1cmで上下の辺を縫い合わせます。その際、重要なポイントとして、裏布側に返し口を10〜12cmほど縫わずに開けておくのを忘れないようにしましょう。

くすんだピンクベージュ色の布の端部分が写っており、左側には15cmまで目盛りのある黄色い定規が縦に置かれている。布の脇には縫い止まり位置を示すステッチが上下に入り、下部には生成り色の布との切り替え部分も見える。

返し口を確実に残せるよう、あらかじめチャコペンで印を付けてから縫い始めましょう。

くすんだピンクベージュ色の布袋の一部が開いた状態で写っており、返し口から表に返している途中の様子がわかる。右上には生成り色の布部分も見え、袋の縫い代や内側の重なりが確認できる。

縫い終わったら、縫い代を左右に割ってアイロンをかけましょう。縫い代を割っておくと厚みが均一になり、仕上がりが整います。

ステップ5:マチを縫う

生成り色の布の角を三角形に広げ、中央の縫い目に沿って黄色い待ち針で固定している。上には黄色い定規が横向きに置かれ、マチの幅を測りながら位置を確認している様子がわかる。

バッグの底にマチを作ります。

まず袋の角を開き、三角形になるように広げます。このとき、バッグ側面の「脇の縫い目」と、底の「折り目」が中央で一直線に重なるように整えるのがポイントです。

 

位置が整ったら、定規を使って三角形の先端から測り、マチの幅が4cmになる位置に横線を引きます。写真中央の縫い目を基準に、左右それぞれ2cmずつになるようにすると正確にマチを作れます。

生成り色の布の角を三角形に整え、中央の縫い目に沿ってマチ部分が縫われている。上部には縫い終えた横向きのステッチが入り、袋のマチを作った後の状態がわかる。

線を引いたらまち針で固定し、その線の上をミシンでまっすぐ縫いましょう。

このとき、縫い代はあらかじめ開いてアイロンで整えておくと厚みが均一になり、きれいに仕上がります。

生成り色の布の角を三角形に広げてマチを作り、上部を横一直線に縫っている。中央には縫い代のラインが通り、余分な角を残した縫製後の状態がわかる。

縫い終わったら、縫い目から約1cm外側をカットして余分な布を取り除きます。

こうすることで、表に返したときに角がすっきりとした形になります。

くすんだピンクベージュ色の布と生成り色の布をつなげた袋本体が平らに置かれている。四隅にはマチを縫ったあとが見え、中央には持ち手の差し込み部分も確認できる。

反対側の角と裏布の角も同様に三角形に整え、線を引いて縫ってからカットします。

これで、バッグの底にマチが完成します。

ステップ6:ひっくり返して返し口を閉じる

くすんだピンクベージュ色の布袋の一部が開いた状態で写っており、返し口から表に返している途中の様子がわかる。右上には生成り色の布部分も見え、袋の縫い代や内側の重なりが確認できる。

くすんだピンクベージュ色と生成り色の切り替えデザインのバッグが、白い背景の上に平らに置かれている。表に返した後の状態で、中央付近には生成り色の持ち手が見えている。

裏布側に設けた返し口から、バッグ全体をゆっくり表に返します。角の部分は指で内側から軽く押し出すと、きれいな形に整います。

くすんだピンクベージュ色のバッグの角部分を接写した画像。マチができた底の角が立体的に整えられており、返し口を閉じたあとの側面の仕上がりがわかる。

すべて表に返したら、返し口を閉じます。返し口部分はあらかじめ縫い代が約1cm内側に折り込まれる形になっているため、生地の端同士を揃えます。

 

端がずれないようにまち針で固定したら、返し口の端から2〜3mm程度の位置をミシンでまっすぐ縫います。このとき、生地の端に沿って丁寧に縫うと目立ちにくく、自然な仕上がりになります。

くすんだピンクベージュ色のバッグ底の角部分を接写した画像。マチをつけたことで角に立体感が出ており、側面の縫い目もまっすぐ整っている。

ステップ7:袋口にステッチをかける

バッグ上部の切り替え部分を接写した画像。くすんだピンクベージュ色の表布の上から、生成り色の裏布がわずかに控えられており、左右には持ち手の付け根も見えている。

裏布を表布の中に入れ、裏布の端が表から見えないよう1mm〜2mmほど内側にずらしてアイロンをかけます。このように裏布を少し内側に入れて整えることを「控え」といいます。この数ミリの調整が、既製品のような美しい仕上がりのポイントです。こうすることで表から見たときに裏布がはみ出さず、よりきれいな見た目になります。

ミシンの押さえ金と針の下で、生成り色の布バッグの口部分を縫っている様子を接写した画像。右側には持ち手の付け根が見えており、袋口の端に沿って仕上げのステッチを入れている。

形が整ったら、袋口の端から約0.5cmの位置にぐるりと一周ミシンで縫います。コツとしては、ミシンの押さえがねの下にあるメモリ(例:5mm)に袋口の端を合わせ、そのメモリに沿って縫い進めると、縫い幅が安定してきれいに仕上がります。

ミシンの押さえ金と針の下で、生成り色の布バッグの口部分を縫っている様子を接写した画像。右上には持ち手の付け根が見え、袋口の端に沿ってまっすぐステッチを入れている。

生成り色のバッグ上部を接写した画像。袋口に沿って細いステッチがぐるりと入っており、同じ生成り色の持ち手が上辺に縫い付けられている。

また補足として、持ち手部分は特に負荷がかかるため、より丈夫に仕上げたい場合は、持ち手の付け根に補強ステッチを入れる方法もあります。

四角形や「×」印を描くように重ねて縫うと、持ち手の強度がさらに高まります。

このステッチは、袋口の形を安定させるとともに、持ち手の固定を補強する役割があります。

生成り色とくすんだピンクベージュ色の切り替え部分を接写したバッグの画像。袋口にはそれぞれの布色に合わせたステッチが入り、生成り色の持ち手が前後に見えている。

表布と裏布の色が異なる場合は、上糸と下糸の色をそれぞれの生地に合わせると自然に仕上がります。

 

ステップ8:レッスンバッグの完成

白い背景の上に、生成り色のシンプルなトートバッグが平らに置かれている。上部には同じ生成り色の持ち手が2本つき、袋口にはまっすぐステッチが入った完成状態になっている。

今回の完成サイズは、縦30cm × 横40cm(袋口幅)です。底辺の横幅は約36cmとなります。持ち手の長さは34cm(完成時)です。

小学校の机にあるフックは床から45cm程度の高さにあるため、このサイズならバッグの底が床につきにくくなります。

もし重い荷物を入れる予定で、バッグの底がたわんで汚れるのが心配な場合は、市販の底板を入れて補強する方法もあります。

底板を入れる際は、完成したバッグの底面を実際に測ってからサイズを合わせるようにしましょう。

生成り色のトートバッグの底角部分を斜めから接写した画像。マチによって底に幅ができており、側面の縫い目もきれいに整って自立感のある形になっている。

また、底部分には約4cmのマチがあるため、厚みのある教材や本も安定して入れられます。

 

ここで紹介している寸法は参考サイズです。学校指定サイズや用途に応じて、自由に調整できますよ。

 

ミシンで失敗しないための3つの重要ポイント

レッスンバッグ作りは直線縫いが中心ですが、いくつかのポイントを押さえておくと、失敗を防ぎながらきれいに仕上げられます。

ここではつまずきやすいポイントを3つ紹介します。

縫い始めと終わりは必ず返し縫いをする

ミシンで縫うときは、縫い始めと縫い終わりに必ず返し縫いをします。返し縫いをしておくことで、バッグを長く使ってもほつれにくくなります。

 

特に持ち手部分や袋口など、力がかかりやすい場所はしっかり返し縫いをしておくと安心です。返し縫いは3〜5針程度で十分なので、縫い始めと終わりで忘れずに行いましょう。

厚みのある持ち手部分は段差に注意する

バッグを縫っていると、持ち手が重なる部分などで生地の厚みが大きくなる箇所があります。このような段差のある部分は、無理に早く縫おうとするとミシンが進みにくくなったり、縫い目が曲がったりすることがあります。

 

厚みのある部分ではミシンの速度をゆっくりにし、慎重に縫い進めましょう。手で軽く布を支えながら進めると、安定して縫いやすくなりますよ。

 

まち針は進行方向に対して垂直に打つ

まち針は縫う方向に対して垂直に打ちましょう。そうすることで生地をしっかり固定しながら作業を進めることができます。

 

また、ミシンで縫う直前にまち針を外すと安全に作業できます。まち針を正しく使うことで、生地のズレや歪みを防ぎ、仕上がりがきれいになります。

 

サイズ変更やキット活用のアイデア

レッスンバッグは、用途や使う人に合わせてサイズや仕様を自由にアレンジできます。

ここでは、作り方に慣れてきたときに取り入れやすいアレンジのアイデアを紹介します。

マチありとマチなしの使い分け

レッスンバッグは、マチの有無によって使いやすさが変わります。

マチありのバッグは底に奥行きがあるため、厚みのある教材や本も入れやすく、小学校の荷物が多い日にも使いやすい形です。

 

一方、マチなしのバッグは厚みが出ず、折り畳んでランドセルに入れやすいといった携帯性の良さがメリットです。プリントや薄い教材を入れる程度であれば、マチなしでも十分に使えますよ。

 

忙しい人は手作りキットを活用するのも正解

忙しくて材料をそろえる時間がない場合は、手作りキットを活用するのもおすすめです。

キットには必要な生地や材料があらかじめそろっているため、すぐに作り始められます。

 

裁断済みのキットも多く、工程に集中しやすいのがメリットです。

時間をかけずに手作りを楽しみたい場合は、キットを活用する方法も選択肢の一つです。

名前付けやワッペンでオリジナリティを出す

レッスンバッグは、名前付けやワッペンを付けることでオリジナリティを出すことができます。

名前テープを縫い付けたり、アイロン接着のワッペンを付けたりするだけでも、印象が大きく変わります。

 

小学生の場合は目印にもなるため、持ち物の取り違え防止にも役立ちます。

シンプルなバッグでも、少しアレンジを加えることで自分らしいバッグに仕上がりますよ。

 

まとめ

レッスンバッグは、直線縫いだけで作れるため、ミシン初心者の方でも比較的取り組みやすいアイテムです。基本の手順を順番に進めていけば、シンプルで使いやすいバッグを作ることができます。

 

今回紹介した作り方では、裏布付きのレッスンバッグをきれいに仕上げるポイントや、ミシンで失敗しにくくするコツもあわせて解説しました。工程ごとにアイロンで形を整えながら進めることで、仕上がりもぐっときれいになります。

 

また、マチの有無やサイズ、ワッペンや名前付けなどを工夫することで、用途や好みに合わせたレッスンバッグにアレンジすることも可能です。

 

入学準備や通学用として、ぜひ自分だけのレッスンバッグ作りに挑戦してみてください。

 

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